こむら返り
寒くなると起こりやすいのが、ふくらはぎが急に痙攣し
痛みが出る「こむら返り」です。
こむらとはふくらはぎのことで、江戸時代まではももに対して
小さい事から小むら(こむら)や筋肉が瘤状に隆起していることから瘤ら(こぶら)
と呼ばれ、筋肉が反り返ったような痛みから「こむら返り」と名づけられました。
こむら返りとは寝ているときや朝起きるときに起こることがあります。
これは同じ姿勢がつづく事により、筋肉の中にある腱紡錘の
動きが悪くなってしまうからです。
腱紡錘は筋肉が縮まる時に、強く起こり過ぎないように調節しています。
長時間刺激がないとこの腱紡錘の働きが悪くなり、寝返りを打ったときなどに
ふくらはぎの筋肉が強く縮まってしまいこむら返りが起きてしまいます。
冬場はさらに冷えにより末梢循環が悪くなり、起こる可能性が高まります。
他にこむら返しの原因として
・水分、電解質不足
・筋疲労
などがあります。
スポーツの活動中や夏場に多くみられるのが水分、電解質不足が
原因となります。
汗をかくことにより水分と一緒にマグネシウムやナトリウムなどの
ミネラルが体外へ出て行きます。
ミネラルは筋肉を緩める作用があるため、不足すると筋肉に
力が入りやすくなり、つりやすくなります。
水分不足は神経が興奮しやすくなったり、血流が悪くなり栄養が
運ばれにくくなる為、つってしまいます。
筋肉を繰り返し動かす事により、疲労物質がたまり、血流が悪くなり
筋肉が硬くなって起こってしまいます。
身体の歪みにより、片側に重心がかかりやすくなっても
こむら返りの原因となる事があります。
ケアとしてはしっかり温めて、ストレッチをし筋肉の柔軟性を
保つ事が大切です。
食事としてはイモ類やほうれん草、みかん、バナナなどが良いとされ、
運動後はスポーツドリンクを飲むとミネラルやビタミンの補給となり
予防につながります。
身体の内外からしっかりケアをして、快適な日常生活を
送って行きましょう!!