五十肩(四十肩)
五十肩とは
肩関節周囲炎や癒着性肩関節包炎などと呼ばれ
肩関節の周辺に激しい痛みや動かした時の
可動域制限が出ている症状の総称を言います。
五十肩は肩関節を構成する
軟部組織(筋肉、靭帯、関節を包む膜など)に
何らかの原因で炎症を起こし
痛みを引き起こしてしまいます。
加齢に伴い40代~60代の発症が多い疾患です。
筋肉や靭帯など複合的に損傷することが多いのですが
はっきりとした原因がわからない事も少なくありません。
肩を構成する筋肉や靭帯など合わせると
20以上にもなりますが、どこかひとつ不具合が起きると
夜中の激しい痛みや、腕が挙がらないなどの症状が出現し
シャンプーをするのもままならない人もいます。
肩が痛い、肩が挙がらないなど五十肩症状が出たら
硬くなってしまった筋肉や組織にアプローチをしなければなりません。
五十肩かなと思ったら、まず急性期の時は無理に動かすことは厳禁です。
痛みが落ち着いて来ている段階で
日常の動きは積極的にとるようにしてください。
そして、冷えることが循環の妨げとなりますので
使い捨てカイロや温湿布で暖めることも大事になってきます。
肩の筋肉でインナーマッスルを鍛える事も必要になってきます。
そこでひとつ紹介するのが、棘下筋トレーニングです。
1.伸びる素材を用意します。ゴムチューブ、なければ腰ゴムでもOK
2.両方の肘を90度にまげ脇腹にピタッとくっつけます。
3.そのまま両手にゴムを握りしめ症状のある方の腕を
脇腹に着けた肘を支点にして外側にゴムを引っ張ります。
4.その動きを10回程度繰り返します。
肩甲骨周辺が暖まってくれば
筋肉がうまく使えてる証拠になりますので
一日に3~5セットするようにしましょう。