第2回 転機
高校卒業後、魚好きだった私は地方卸売市場に就職します。
足元はとても冷えて痛くなるくらい冷たくなるので家に帰ると
お風呂でよくあたたまりました。
冷え症の方の気持ちが分かった気がします。
魚市場で働くことになったのですが卸売りなので
地元の魚屋さんが困らない様になんでも売っています。
(売っていないのは酒と女と白い粉と言われるほど)
面接の時にどの部署に入りたいかと聞かれ迷わず
「鮮魚!」と答えたのですが精肉担当になることに・・・。
2年間魚屋さんに肉を売り続けるというシュールな苦行をこなし
何かもっと違う事にチャレンジしようと思い退職しました。
以前から別に仲も良いわけでわない友人から東京の板橋で
ルームシェアしようという提案にポンと乗っかり初めて親元から
はなれた生活が始まります。
コンビニでアルバイトしながら生計を立て、ひょんなことから
新宿でおわらいライブにも出ていました(^^;)
友人とは同時期にホームシックにかかり半年で東京生活にくぎりをつけて
個人的にこのまま帰っても何も無かった事になると思い
東京で買った変速無しのママチャリにまたがり44時間かけて帰宅しました。
(さいたま市市役所前でモーレツに後悔)
地元に戻り生活のためにアルバイト。
(知る人ぞ知る越後の名酒、雪中梅の酒蔵や、ガソリンスタンドなど)
そんな生活を続けていると人生の転機がやってきます。
次回最終回につづく・・・