股関節の痛みについて!
今回は股関節の痛みについてのお話しです!
股関節は骨盤と足をつなぐ大切な関節で
体重を支え、歩いたり、立ったりするなど
人間の生活の中でも非常に大切な関節です。
そのため負担がかかりやすく
痛めやすい関節の1つです。
数ある股関節の痛みの中でも
多くみられるのが『変形性股関節症』です。
股関節は骨盤側がソケット状になり
そこに大腿骨がボールのようにはまりこんでいます。
そのはまりが生まれつき緩かったり
臼蓋(骨盤)と呼ばれるソケットの部分が
浅かったりすることが原因で
変形が起こることもありますが
生活をしていく中で
股関節の軟骨が傷ついたり
磨り減ることで段階的に
時間をかけて症状が強くなっていきます。
関節の間が少し狭くなる
初期段階の症状としては
立ち上がりや歩き出しがしにくい
その時に脚の付け根が痛む
運動した後の痛みやたくさん歩いた後の痛みが
股関節やもも、膝などに軽く出たり
違和感や軽くこわばったりなどもします。
ここから進行すると広範囲に軟骨が磨り減り
関節の隙間が更になくなります。
レントゲンを撮ると骨棘(こつきょく)と呼ばれる
棘状のものが見られることもあります。
そうなると痛みは常時感じやすくなります。
歩行時の痛みが強くなり
痛みと可動域制限からあぐらのような
開く動作が顕著に制限されたり
しゃがんだりすることが辛くなり生活に支障をきたします。
変形が最終段階に進むと軟骨はなくなり
レントゲンでも明らかな変形が確認できます。
そうすると動かなくても痛んだり
関節が固まってしまい
よりしゃがむことができなくなったり
靴下を履くのも辛くなります。
動くことが辛くなるため
筋力も落ちてしまうので
支えが弱くなりより症状を増悪させることもあり
最終的に人工関節の手術適応となることもあります。
ではこのように進行させないようにするためには
何が大切か・・・
それは筋肉です!
特に中殿筋(ちゅうでんきん)と呼ばれる
骨盤とももの骨である大腿骨を繋ぎ
股関節の支え、動きのメインとなる筋肉です。
この中殿筋の柔軟性と筋力を
保つことが痛みの予防、軽減になります。
他にも体重を支えるため
大腿四頭筋(だいたいしとうきん)、ハムストリングなど
ももの筋肉の柔軟性と筋力を保つことも必要になります。
これらは40代以降の女性に多くみられる
変形性股関節性においても重要な筋肉であり
治療のポイント、症状予防にもつながります。
手術をして人工関節になってからも
運動が大切ですので
先程の中殿筋やももの筋肉の柔軟性
筋力を保つことがとても重要です!
変形してしまったから
人工関節だからなど
諦めてしまう方もいるかもしれません。
でも症状を変えていけるものもあります!
ぜひ1度ご相談ください(^^)