首は頭と胴体の間に位置しており、ここの血流が悪くなることによって体に不都合が生じます。
筋肉疲労、骨や関節の異常、内臓疾患、長時間の同じ姿勢、眼精疲労、精神的緊張、運動不足、
運動疲労など、さまざまな原因で首こりが引き起こされます。
①筋肉疲労によるもの
首から肩にかけては多くの筋肉があり、それらが重い頭を支えたり、腕を動かすために働いています。
ですので、首から肩にかけての筋肉はとても疲労がたまりやすい部分です。
しかも、日本人は欧米人に比べ体が小さいので、体に対する頭の比重が大きくて、首周辺の筋肉にかかる
負担も大きくなっています。
単なる筋肉疲労で、それ以外に特に何もなければ、カイロプラクティック、鍼灸、温熱療法、ストレッチ、整体、電気治療などを行うことによって比較的簡単に症状を改善することが出来ます。
これらを行っても症状が改善されない場合は他の原因が考えられます。
②首周辺の骨や関節の異常
鎖骨や肩甲骨、関節の異常が原因で首こりに繋がっている場合も多々あります。
これらの異常が筋肉の異常を引き起こし、間接的に首こりの原因となっています。
②の施術で症状が軽減されない場合は、鎖骨、肩甲骨、関節の異常、もしくは、顎関節症、頸椎症、
変形性脊椎症、側弯症を疑ってみた方が良いかもしれません。
これらの症状の場合、カイロプラクティックを中心に正常な位置に骨を戻す施術を行ってまいります。
③内臓の異常・病気によるもの
内臓がうまく機能していなければ、血液の循環が悪化し、筋肉へ酸素が行き渡りません。
なので、首こりや肩こりの症状が出やすくなります。
腎臓、腸、肝臓、胃などの内臓の異常や、心筋梗塞、狭心症、糖尿病、高血圧が原因で首こりに
繋がっていることもあります。
内臓疾患があっても、その臓器自体に痛みを感じることは少なく、その他の場所、首や肩に痛みが出ることも
よくあることです。
この場合は、原因となっている症状を改善させるために、カイロプラクティックや鍼灸治療が有効的です。
そして、内臓に負担をかけない食生活を心掛けていくことが大切になります。